2016年1月25日月曜日

首都トビリシに雪が降った

 一昨日の夜、雨の音が聞こえていました。その雨がいつの間にか雪になり、朝、窓から家の周りを見たら真っ白でした。雪はまだきれいに降り続いていました。子供たちは大喜びで、近くのスポーツ広場で雪で思いっきり遊んでいました。私はバルコニーから写真を撮りました。雪は一日二日で溶けます。残念ながら息子は風邪が完全に治っていなかったので、外に出せませんでした。雪が降り、気温がマイナスになると道が凍って、滑りやすくなります。そうなると坂が多いトビリシでは車で行くことができなくなるところも少なくありません。私たちの家も坂道にあります。一昨年、雪の時タクシーが家まで登れず、主人は降りて歩いて帰ってきました。首都トビリシでは冬の間に雪が三、四回くらい降ります。たいてい数センチメートルしか積もりません。


家のバルコニーから撮った写真

2016年1月23日土曜日

バトゥミの海岸に立つ「アリとニノ」


バトゥミはトルコとの国境に近い黒海に面した町です。最近ここではたくさんの近代的なホテルや娯楽施設などがつくられました。私も久しぶりに行ってみたいです。特に海岸にある、人の姿をした大きな動くオブジェが興味深いです。このオブジェには「アリとニノ」という小説の主人公の名前がつけられています。男性がアリというアゼルバイジャン人、女性がニノというジョージア人です。小説では国境や宗教の壁を超えたこの二人の愛情が描かれています。下の映像をご覧になれば分かるように、オブジェは彼らの深い愛情を独特の方法で伝えていると思います。波の音を聞きながらこの二人の動きを眺めれば最高にロマンティックな気分になるでしょう。
バトゥミの海岸に立っている「アリとニノ」は女性芸術家タマル・クヴェシタゼの作品です。この作品は2010年に設置されました。バトゥミ市の法務センターの前にも彼女の別の作品が立っています。トビリシ市内のマルジャニシビリ通りの近くにもあります。タマル・クヴェシタゼはサアカシヴィリ大統領のお気に入りだったので作品をこのような目立った場所に立てることができたという噂もあります。しかし彼女の作品展を見ればサアカシヴィリ大統領だけではなくたくさんの人の心を捉えるものがあると思います。

バトゥミ市の海岸に立っているアリとニノの映像
タマル・クヴェシタゼのトビリシで開かれた作品展の映像
ヴェネツィアで展示されたタマル・クヴェシタゼの作品
小説「アリとニノ」について

トビリシ市内にあるタマル・クヴェシタゼの作品「時計たち」

2016年1月19日火曜日

トビリシの地下鉄は50歳

今年はトビリシに地下鉄ができてから50周年です。トビリシの地下鉄は1966111日に営業を始めました。この地下鉄はモスクワ、サンクトペテルブルグ、キエフに次いでソ連で4番目の地下鉄でした。ほかのソ連時代の地下鉄と同じく深いです。駅の天井は高く、壁やアーチ、柱などが大理石で豪華に覆われています。現在、2つの線と22の駅があります。3つ目の線の建設が進められていましたが、90年代に続けられなくなって凍結されました。地下鉄はいつも重要な乗り物でしたが、特に渋滞の多い今のトビリシではたくさんの人々に使われています。

地下鉄の運賃は行先を問わず一回50テトリ(日本円で約25円)です。しかしカードが必要です。カードは駅の入り口で2ラリ(日本円で約100円)で買うことができます。カードを買いたくなければ、開札口でほかの乗客に50テトリを渡して通らせてもらうしかありません。一回だけ乗ってみようと思う人にとってはこんな制度は不便です。しかしカードを買えばすべてのバスとたいていのマルシュートカ(ミニバス)でも使えます。


2016年1月17日日曜日

花火

ジョージアでは最近個人で花火を上げることが増えています。小さい花火から大きな打ち上げ花火まで町で売っています、どれを買っても自由です。結婚式や誕生日パーティなどで花火は欠かせないものになっています。子供を喜ばせるためだけでも花火を上げることがあります。お正月には特に町全体が花火で輝きます。私の3歳の息子も遠くから花火を見るのが好きです。いつも音が聞こえると、見よう、見ようと言いながら抱っこを求めて、窓から一緒に花火を眺めます。今年のお正月もたくさんの花火が上がって町が爆発したようでした。隣の建物からも花火が飛んでいました。音が余りに大きかったので息子は怖がって窓に近づこうとしませんでした。花火を見せようか、きれいだよと声をかけても「いやだ」と言って動きませんでした。
90年代のジョージアでは、お正月には本物の銃を空に向けて撃っていました。紛争や内戦で住民が武器を持っていた時期でした。お正月の夜自分の住まいのバルコニーに出た人が流れ弾が当たって亡くなった事件も覚えています。そんな時期が過ぎて、ジョージア人は銃の代わりに花火が好きになりました。本物の銃より花火はずっといいものです。しかし、人々は安全のことをあまり考えていません。パーティの時、酔っぱらっていれば誰も花火の説明書を読まないでしょう。花火の向きを間違えて外ではなく家の中に飛ばしたり、大人が買った花火で子供がこっそり遊んだ時に爆発したり、花火で大けがした事件が多いです。最近テレビの医学番組では医者たちが花火を禁止したほうがいいと言い出しました。
家のバルコニーからとったお正月の花火のビデオ

2016年1月14日木曜日

国旗の日

114日はジョージアでは国旗の日です。私も知りませんでしたが、今日テレビでこの日を記念して大統領公邸で行われた式を見てはじめて知りました。五つの十字架が描かれている旗は2004年の114に国旗に制定され、その日は国旗の日に定められました。それ以降これまで国旗の日は2012年に一度祝われただけでした。今日ジョージア国境の九か所で学生が国旗を揚げ、トビリシの大統領公邸に集まりました。今年はこの日に合わせて国旗のオリジナルが作られました。式ではその国旗が大統領公邸の屋根の上に掲げられ、式の後、国章と一緒に公邸内の特別な場所に置かれました。

2016年1月13日水曜日

旧暦の新年

今日はジョージアでは旧暦の大晦日です。新年を迎えてトビリシは今夜も12時に近づくと花火で輝くでしょう。
旧暦とはユリウス暦です。ジョージアでユリウス暦をグレゴリオ暦いわゆる新暦に変えたのは1918年でした。しかしジョージアの正教会はまだユリウス暦を使っています。それでクリスマスは17日に祝います。旧暦の正月は休日ではないですが、まだジョージア全国に残り、特に西ジョージアでは新暦のお正月より旧暦のほうを豪華に祝います。
ところでこのような旧暦の正月はロシア、ウクライナ、ギリシア、ブルガリアなどでも祝われます。

2016年1月11日月曜日

トビリシオペラ・バレエ劇場が2016年1月30日にオープン

トビリシオペラ・バレエ劇場が2016130日に再開するとギオルガゼ・ジョージア文化・遺産保護大臣が発表しました。
オペラ・バレエ劇場は2010年から工事中でした。オープンの話が何回もニュースに出ましたが、これまで閉場したままでした。
今回、テレビ番組で大臣以外にもオペラ歌手のラド・アタネリやバレリーナのニノ・アナニアシヴィリも劇場のオープンについて発表しました。
130日、31日、22日、21日にはジョージアの作曲家ザカリア・パリアシヴィリのオペラ「アベサロムとエテリ」があります。
212日、13日、14日には長い間上演されたことのなかったジョージアの古いバレエ「ゴルダ」です。
新しくなった劇場のインテリアや、天井の真ん中から下がっている大きいシャンデリア、舞台のライトアップなど楽しみです。チケットの発売はまだ始まっていません。