ジョージアでは1月14日は旧暦の新年です。そこで、今日は再び正月の飾りについて書きたいと思います。
ジョージアにはクリスマスツリーのほかにチチラキという正月の飾りがあります。チチラキはもともとジョージア西部のグリア地方とサメグレロ地方の伝統的な正月飾りでしたが、今ではほかの地方でも飾られます。
チチラキはハシバミ(Corylus
avellana)の木の枝で作ります。真っ直ぐな枝を下から上に向かって薄く削ります。伝統的にてっぺんに十字架や小さな円い木の皿をつけたり、キヅタの葉っぱやリンゴ、ザクロなどの赤い実で飾ります。最近はクリスマスツリーのようにリボン、赤い靴下、小さいぬいぐるみ、キラキラしたボールなどをつけることもあります。チチラキは大きいもので高さ1メートルくらいです。2012年にはグリア地方で4メートルの特大のチチラキがつくられました。
1月19日はキリストが洗礼を受けた日です。この日にチチラキを家から出して畑や、ブドウ園、ワイン蔵などに持っていき、今年もたくさんの収穫があるように祈ります。それからチチラキを燃やし、灰をブドウ園や畑に撒きます。
面白いことに、チチラキはアイヌ民族が儀式に使っていたイナウによく似ています。どんなつながりがあるのでしょうか。
チチラキをつくるお爺さん (რეპორტიორი) |
イナウ (ブログ:モミジガサの探し方) |
今、ちょうど白いツリーのようなものが町にいっぱい売っている光景を見ました。年を開けてからお祈りして燃やすみたいですね。
返信削除ジョージアの人は花火が大好きなのでようで、年末お祭り気分ですね。チチラキの事知りました。