2016年1月17日日曜日

花火

ジョージアでは最近個人で花火を上げることが増えています。小さい花火から大きな打ち上げ花火まで町で売っています、どれを買っても自由です。結婚式や誕生日パーティなどで花火は欠かせないものになっています。子供を喜ばせるためだけでも花火を上げることがあります。お正月には特に町全体が花火で輝きます。私の3歳の息子も遠くから花火を見るのが好きです。いつも音が聞こえると、見よう、見ようと言いながら抱っこを求めて、窓から一緒に花火を眺めます。今年のお正月もたくさんの花火が上がって町が爆発したようでした。隣の建物からも花火が飛んでいました。音が余りに大きかったので息子は怖がって窓に近づこうとしませんでした。花火を見せようか、きれいだよと声をかけても「いやだ」と言って動きませんでした。
90年代のジョージアでは、お正月には本物の銃を空に向けて撃っていました。紛争や内戦で住民が武器を持っていた時期でした。お正月の夜自分の住まいのバルコニーに出た人が流れ弾が当たって亡くなった事件も覚えています。そんな時期が過ぎて、ジョージア人は銃の代わりに花火が好きになりました。本物の銃より花火はずっといいものです。しかし、人々は安全のことをあまり考えていません。パーティの時、酔っぱらっていれば誰も花火の説明書を読まないでしょう。花火の向きを間違えて外ではなく家の中に飛ばしたり、大人が買った花火で子供がこっそり遊んだ時に爆発したり、花火で大けがした事件が多いです。最近テレビの医学番組では医者たちが花火を禁止したほうがいいと言い出しました。
家のバルコニーからとったお正月の花火のビデオ

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