2016年2月23日火曜日

バレンタインデー

今年のバレンタインデーに私は祖母のお墓に参りました。祖母は214日が誕生日で、名前はヴァレンティナでした。たぶん、祖母の両親は娘がバレンタインデーに生まれたので、この名前を選んだのだと思います。祖母は1913年生まれです。ソ連ができる前ですが、その時代にジョージアでバレンタインデーが知られていたようです。

私が覚えているかぎり、ソ連時代は誰もバレンタインデーを知りませんでした。バレンタインデーを祝うようになったのはソ連が崩壊した後、90年代からです。そのころからジョージアではヨーロッパの影響が強まりました。バレンタインデーを祝う習慣もヨーロッパから伝わったと考えられます。

調べてみたら、正教では214日は聖バレンタインの日ではありません。また、ジョージア正教ではバレンタインデーを祝わないほうがいいと言われます。バレンタインデーの歴史が古代ローマでこの日に行われたエロティックな祭りに遡ることなどが理由です。

一般のジョージア人はバレンタインデーが好きで、恋人たちやカップルがよく祝います。この日には普通、男性は好きな女性に花やプレゼントをあげます。今年は電化製品の店から、好きな女性に電化製品をあげましょうという宣伝メッセージが携帯に届きました。また、薬局は、スキンケアやヘアケア製品がバレンタインデーの一番の贈物になるというコマーシャルをテレビで流していました。しかし、道で花を売っているおばさんたちはバレンタインデーに客があまり増えなかったと話していました。町の中でも特に盛り上がった様子はありませんでした。

祖母が眠っている墓地


2 件のコメント:

  1. ところで正教には子供に聖人の名前を付ける習慣があります。子供が生まれた日がどの聖人の日かを調べて、名前を選びます。

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  2. 私は、墓参りした後、日本の習慣も忘れずチョコレートをかけたケーキを作りました。その上に砕いたクルミでハートマークを作りました。主人、子供、母、みなうれしそうでした。次の日においしく食べました。

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